以前はよく人形を求めてフリマへ出かけていた。
その日も市内で大きなフリマが開催されるので妹と姪と一緒に行ってみた。
大きくはあるけれど人形が出ていないことが多かったり
知識のない出店者がドリーミーな値段を付けていたりするので
(レーシーちゃんが1200円とか)期待はしていなかった。
ぶらぶら歩いていたらおもちゃを扱っているところを見付けた。
「こ、これは!(心の声)」
なんと初代リカちゃん初代レディリカが並べられているではないか。
希少なものとわかったら値段を釣りあげられ…なんてことがあるかもしれない!
(いや実際はどうかわからんがもしもということもあるかもしれない)
それに状態が悪い。
顔はカビらしき白いものに覆われていて、初代リカは髪が傷んでいて退色しているし
レディリカはあの長い髪が切られショートになっている。
これに高値は出せない(状態良くても出せないと言ったら身も蓋もない)。
なるべく素知らぬふりで聞いてみた。
「これっていくらですか?」
「セットで八百円。」
八百円か~。初代は持ってるからバラ売りしてほしいけど無理だろうなぁ…
せっかくのレディリカだけど、落ちるかどうかわからない
汚れが付いた人形にしちゃ高すぎだし値切るのもなんだし
………あれ?
もしかして八百円って言いました?
「ください。」
頭の中で桁が一つ増えていた。
予想もしなかった安値に頭が追い付かなかったらしい。
あとで妹に「何でためらってるんだろうと思った。」と言われた。
家に帰ってさっそく洗った。。
手足のワイヤーもボロボロにさびていたので取り出して中もよく洗った。
すると白いカビらしき汚れはすっかり落ちて綺麗になった。
やってみるものだ。
レディリカは71年、友達のジュン、アヤと共に発売。
通常のリカちゃん(=香山リカ)によく似た別人でフルネームは北原理香、16歳。
別人であるにもかかわらず日仏ハーフ、母はファッションデザイナーなどの設定は同じ。
初代リカちゃんは初期のものだったらしくいわゆるへそあり。
フリマにはごくたまにこんな掘り出し物があった。
※レーシーちゃんというのは90年代頃のトイザらスオリジナルドール。
299~399円くらいだったと記憶している。
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