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2016年4月4日月曜日

21年目のエクセリーナ・3 ―そこに至る遍歴の途中―




検索ワードを見たら、そもそもエクセリーナとは何なのか、
それが知りたくてこちらに辿り着いた方がいらっしゃるようだ。


エクセリーナについての説明はこちら↓にあるので
ご覧になっていただきたい。


★ジェニー&フレンズ データBOX(エクセリーナ)★


そっちの記事をどうまとめるか悩んでたもんだから
前の記事から間がすげー開いてしまった。


日時設定が2015年1月19日になってたから
書き始めがそれより後ということは絶対ないんだよね…。
もちろん公開する時に日付直してるけどね。








エクセリーナには下まつ毛付き茶まつ毛と
下まつ毛なしグレーまつ毛があるらしいことを知った。


今でこそグレーまつ毛大好きなのだが
当時はひたすら茶まつ毛にのみ惹かれていた。


ジェニー誌に載っているエクセの写真や、
出先で売れ残っていたエクセを見つけて買った話の投稿などが
羨ましくてハフンハフンしながら見ていた。


ジェニーや他のフレンド、マリーンすらどうでもよかった。
とにかく下まつ毛付き茶まつ毛のエクセリーナが欲しかった。





そんなある日、初めて行ったトイザらスで
ハッピーカラージェニーのブルーが残っているのを見つけた。


着る服選びそうで敬遠してたけどこの顔ってエクセなんだよね…。
まつ毛グレーだけどちょちょっと塗り替えて下まつ毛描いて
髪を植え直せばなんとかなるっぽくね?


それにもう二度とエクセが発売されることなんてないかもしれない!
これを逃したら二度とエクセに逢えないかもしれないんだ!


今なら何を大げさな、と思うところだが、当時は
通常のジェニー、ティモテ、オリーブ以外の入手は難しかったのだ。


ネットオークションどころかケータイすらまだ持っていなかった。
地道に自分の足で捜すかジェニー誌の人形情報を読むか
TOTOCOに行き掲示板(リアル掲示板に譲りますなどのメモ書きが貼ってある)
を見るか、それくらいしか古い人形を入手する手段はなかった。


もう少し経つとディーラーからのイベントでの出品が期待されるようになるが
人気のドールは当然争奪戦になる。


見つけた時に買わねば次はない。
買わずに後悔より買って公開が合言葉。


私はハッピーカラーのブルーを買い、さっそくカスタムを始めた。





当時少女漫画はホラー・ミステリーが花盛りで、
よく妹が買ってきたので私も読んでいた。


その中に原ちえこ氏の「星のように雲のように」
(雲のように風のようにじゃないぞ)という短編があった。
可愛らしい絵柄がかなりツボで、
ヒロインが長い赤毛のたおやかな美少女というところが更にツボだった。


こんな風にしたい!
このヒロインにちなんで赤毛にしてローゼルという名前を付けよう!


私は前のめるあまりたきもととしこさんと同じエクセが欲しい
という最初の目標を忘れてしまったらしい。





まだドールのカスタムは一般的でなく植毛用ヘアなんてものはなかった。
いやあったかもしれないが知らなかった。
私は金髪のウィッグを買い、赤みがかった色に染めた。


頭を丸刈りにし、汚れを防止しようと顔全体にボンドを厚塗りして乾かした。
がんばって植毛し、ボンドを剥がしてお湯パーマをかけ、前髪を切った。


そして





・ウィッグを使う時はソバージュではなくストレートを選ぶ

・自分で染めた髪を使うと肌も染まる

・リアルにしようと密に植えすぎると多毛症になる

・ボンドを厚塗りしたら水でふやかして取る
乾いたボンドをそのまま剥がすとアイプリまで剥がれてしまう

・スリーブ代わりのラップを顔が潰れるくらいきつく巻いて
お湯パーマをかけると、顔が変形する


などのことを学んだ。
そして後年痛感した最も大きな学びは


貴重なドールをカスタムすると後悔がハンパない


ということだった。







数年後、首穴から菜箸を突っ込んでお湯に入れてヘッドの形を整え
ボークス植毛ヘアを使って植え直し、剥がれたアイプリはMr.カラーで修復した。
や~れやれ。


人形に名前を付けることなどあまりしないが、この子はローゼルでいいと思うの。




【買わずに後悔より買って公開】
買わずに後悔するよりも買ってドール仲間にこんなん買ったよと公開すること。






2014年9月29日月曜日

21年目のエクセリーナ・2 ―そこに至る遍歴の始まり―



昨日も骨董市へ行ってきた。
前回のいつも行くお店の方に煩いやつがいると思われていたら
ちょっとやだなーと思っていたのだが、顔を憶えられていなかったようだ。


あー、薄い顔で本当によかった。


そしてやっぱりそのお店に人形はなかった。
天地真理らしきポピーちゃんや前回にもあったバービー達くらいで
特にめぼしい人形はなかったものの他のお店の方とお話ができたのが
収穫だった。


来月が楽しみだ。





さて、私がジェニーにはまったのは1993年の夏のこと。
妹が玄関に放置していたタカラバービーを捨てようとしたものの
かわいそうになったので捨てるのはやめ、服を作って着せ
インテリアグッズにしようと思い立ったことに始まる。


ジェニー本を買おうと本屋さんに行ったら
ジェニー誌93'夏号がタイミングよく発売されていて、
それを読んだ私はすっかりジェニーワールドに魅せられてしまった。
次の発売日がそれはそれは楽しみだった。


そして運命の93'秋号。
たきもととしこさんの「手づくりはじめてアンティークドレス」で
モデルを務めるバービーエクセリーナと出逢った。


こ、これは…!





リカちゃん遊びの現役だった頃、私はリカちゃんの顔に不満を持っていた。
当時の二代目リカちゃんは髪型を変えることはできず、一重まぶた
(モールドで二重の線は入っていたが)エラが張っていて
鼻の下が長くやや仏頂面、おまけに小学生。
小学校に入学して以来学校が大っ嫌いだった私にとって
小学生という設定はそれだけでマイナスだった。


私の欲しい人形はこうじゃない。
そんな現実的なのじゃなくてもっと妖精みたいな、お姫様みたいな…。


金髪で青い目で(二代目リカちゃんも青いんだけどね)正面を見ていて
おめめキラキラの少女マンガのように可愛くて
リカちゃんよりおねいさんでぼいんぼいんで…。


そんな風に思い描いていた理想の人形の顔がそこにあった
(ぼいんぼいんではなかったが)。


しかしページの隅に「モデル/★エクセリーナ(★はすでに製造されていません)」
と書かれていても、そもそもエクセリーナが何なのかわからない。


他のジェニーフレンドとはネーミングの具合が違う感じだし、
高級感があるというか、とにかく普通のジェニーフレンドではない気がする。




奇しくも次の号の表紙はエクセリーナだった。
だが表記はジェニー。
そして下まつ毛のないジェニーエクセリーナなるすごく可愛い人形も載っていた。


どうやらエクセリーナというのは特別仕様であるらしい。
そしてそれは今は製造されておらず、買えるとしたら
どこかのおもちゃ屋さんに残っているかもしれないそれを根気よく探すか、
リサイクルショップを巡るかしかないらしい。
私はだんだんわかってきた。


だがもう一つ方法がある。
それはカスタムだ。
ジェニー誌にも顔の描き方や髪・肌の染め方が載っていたではないか。


私は980円のコーディネートジェニー(この頃はこんな値段で
国産のジェニーが買えたのだ)と子供の工作用エナメル塗料を
オリンピックストアで買った。
エクセの肌は白いということを当時は知らなかったんだと思う。


ジェニーのアイプリの上にエナメル塗料の色を重ねてみた。
案外むずかしい。
描いたり消したりするうち元のアイプリは消えてしまった。
それでも何とかいい感じに仕上がりけっこう気に入っていた。


だがしばらくたったある日、妙なものが床に落ちていた。
拾ってみたら…ジェニーの目!?
そう、エナメル塗料がウィンドーデコシールのように顔から剥がれてしまったのだ。


この塗料はダメらしい。
私は一つ利口になった。





髪が熱で溶けることを知らずにドライヤーを当てられたり
肌染めの実験に使われたり、ボディの構造見たさに壊されたり
散々な目にあったそのジェニー。
今は取りあえず眠り目を描いて寝っぱなしな状態。
ボディはジュリアナからもらった。
口だけはMr.カラーじゃなかった気がする。
水彩かアクリルか…テキトーに塗ってある。
白なのはベルセルクのキャスカに影響されたから。





次はどんなおバカなことをやらかすのか!?
赤毛のローゼルとは果たして何者!?
以下次号!